はじめに:衝撃の優先順位リスト
前回の記事で、16時間完走ギリギリの私が「高いホイールが欲しい」とRedditで相談したところ、まさかの「無料コーチング」を受けた話をしました。
その中で、ある親切な(そして残酷な)ユーザーが、「ホイールを買う前にやるべきことリスト」を優先順位順に叩きつけてくれました。
その内容があまりに具体的で、かつ「お金をかけずに速くなる方法」の宝庫だったので、ここでシェアします。
結論から言うと、「ホイールの優先順位は最下位」でした。

Redditユーザーが教える「速くなるための優先順位」
彼が提示してくれたリストは以下の通りです。(上にあるほど、費用対効果が高い)
- エアロライディングポジション(腕の幅を狭める、頭を低くする)
- ウェアのフィット(シワのないジャージ/スキンスーツ)
- バイクフィット(上記1と2を可能にする土台)
- タイヤ(良いメーカー/モデルを選ぶ)
- エアロヘルメット
- タイヤ圧とタイヤ幅(適正圧にするだけで速くなる)
- チェーンルブ(ワックス化して抵抗を減らす)
- エアロソックス
…そして最後に、ホイール
なんと、ホイールは9番目。
「エアロソックス」よりも下だなんて信じられますか?
しかし、理屈を聞けば納得しかありません。
なぜ「バイクフィット」が最強の投資なのか?
コメント欄では特に「プロのバイクフィット」の重要性が熱く語られていました。
「ショップの店員やアプリベースの簡易診断ではダメだ。専門のフィッターに行け」
「正しいフィットを受けるだけで、4時間のライド後もフレッシュに感じられるようになる」
「膝や股関節の痛みも消える」
私の写真を見たユーザーからは、「サドルが高すぎて、つま先が下を向いている」と指摘されました。
これだと骨盤が左右に揺れてしまい、パワーロスだけでなく不快感の原因にもなるとのこと。
まさに私の「40kmで疲れる」原因は、ホイールの重さではなく、このサドルの高さだったのかもしれません。
バイクフィットはどこで受けられる?
プロのバイクフィッティングは全国の専門店で受けられます。費用は2〜5万円程度。
- Retül(リトゥール)認定店 – 3Dモーションキャプチャーを使った精密フィッティング
- トライアスロン専門ショップ – アスロニア、ウェンディなど
- スポーツバイクショップ – ワイズロード、Y’s Roadなど大手チェーン
30万円のホイールを買う前に、まず3万円でフィッティングを受けることを強くおすすめします。
1万円以下でできる「安価なスピードアップ」
さらに、ホイール(数十万円)を買わなくてもできる、具体的なアップグレード案も教えてもらいました。
1. タイヤとチューブ(約1.5万円)
高性能タイヤとTPUチューブに変えるだけで、ホイールを変える並の効果があります。
おすすめタイヤ:
- Continental Grand Prix 5000(定番の高性能タイヤ)
- Vittoria Corsa N.EXT(最新の低転がり抵抗)
- Schwalbe Pro One(チューブレスでパンクに強い)
おすすめチューブ:
- TPU(熱可塑性ポリウレタン)チューブ – 軽量で転がり抵抗が低い
- Tubolito、Revoloop などのブランド
2. ウェアのフィット(約3万円)
シワのないタイトなジャージやスキンスーツは、空気抵抗を大幅に削減します。

ジャージの「バタつき」は、思っている以上に大きな空気抵抗になります。体にぴったりフィットしたウェアに変えるだけで、数分のタイム短縮が見込めます。
3. タイヤ圧の最適化(無料)
体重やタイヤ幅に合わせた適正空気圧にするだけで、驚くほど速くなります。
目安:体重70kg、タイヤ幅25mm → フロント6.5bar、リア7.0bar程度
4. ウォーターボトルの配置(無料)
風を受けにくい場所にボトルを配置。ダウンチューブよりもサドル後方の方がエアロ効果が高い。
5. チェーンルブの見直し(約2,000円)
ワックスベースのルブに変えるだけで、駆動抵抗が減少。
- Squirt Chain Lube
- CeramicSpeed UFO Drip
- Silca Super Secret Chain Lube
まとめ:まずは「体」と「ポジション」に投資せよ
私は「機材(ホイール)」でお金を出して解決しようとしていましたが、世界のアスリートたちは「まずは自分自身の最適化」を徹底していました。
30万円のホイールを買う前に、
- ✅ サドルを下げる(無料)
- ✅ 腕を狭める(無料)
- ✅ 良いタイヤとチューブに変える(約1.5万円)
- ✅ プロのフィッティングを受ける(約3万円)
これだけで、ホイールを変える以上のタイム短縮と快適性が手に入りそうです。
まずは今週末、サドルを数ミリ下げて、タイヤの空気圧を見直すところから始めてみます。
📖 次の記事を読む
じゃあホイールはどうする? 実は『中古のTTバイク』という裏技がありました。
30万円あれば、ホイール1本ではなく「バイク1台」が買える時代です。その戦略を次の記事で公開します。
【実践編】Redditのアドバイスを実行してみた
記事を書いた後、実際にRedditで指摘された「サドルの高さ」を調整してみました。
サドル高の測定と調整

Redditのユーザーから「サドルが高すぎて、つま先が下を向いている」と指摘されたため、まずは現在の高さを正確に測定しました。

シートポストの目盛りで記録

重要なポイント: 調整前の位置を必ず記録しておくこと!もし調整後に違和感があった場合、元に戻せるようにしておくのが鉄則です。
エアロポジションの確認

調整の結果(速報)
サドルを約5mm下げただけで、驚くほど変化がありました:
- ✅ 骨盤の安定感が向上 – 左右の揺れが明らかに減った
- ✅ ペダリングが滑らか – つま先が下を向かなくなり、力が伝わりやすい
- ✅ 腰への負担が軽減 – 長時間乗っても疲れにくい感覚
- ⚠️ 慣れが必要 – 最初は「低い」と感じるが、10分で慣れた
次は実際のロングライドで効果を検証します。結果は続編でレポートします!
💡 あなたも試してみよう!
高いホイールを買う前に、まずは無料でできる「サドル高調整」から始めてみてください。たった5mmの調整が、驚くほどの変化をもたらすかもしれません。

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